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中国経済

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中国 経済

中国の経済状況

国名中華人民共和国経済成長率7.8%(実質、2012年)
首都北京インフレ率2.7%(年平均、2012年)
通貨人民元失業率4.1%(2012年)

中国の経済成長率

中国経済成長率 推移

中国のインフレ率

中国・インフレ率

中国の財政

中国財政収支(対GDP)

中国の経常収支

中国経常収支 推移

中国 政策金利の推移

中国の政策金利:1年物貸出金利

中国政策金利の推移

中国の経済状況(2013年7月)

PMI(製造業指数)3カ月連続悪化(7月24日)

英金融機関HSBCが発表した7月の中国・製造業購買担当者景気指数(PMI)は
47.7と、3カ月連続で交付今日の節目となる50を割り込み、悪化し続けています。
(5月…49.2、6月…48.3)
(HSBCのPMIは、中小企業や輸出企業を対象とした調査であり、
 中国の景気実態を反映するものとして注視される指標です。)

6月の中国の輸出額は、前年同月比でマイナス3.1%となるなど
人民元高、人件費上昇によって輸出が低迷し、経済成長の伸びも急激に鈍化しています。

6月の不動産販売、減少(7月11日)

中国の不動産販売最大手の万科企業…6月の販売面積が8.8%減(前年同月比)
保利不動産集団 …6月の販売面積が22.0%減(前年同月比)
など、中国の不動産大手の販売が減少しています。

6月の短期金利上昇によって、
一部の銀行が住宅ローンの取り扱いを停止したり、優遇金利幅を縮小したりした影響。

大手銀行は、住宅ローンだけでなく、法人向け融資を含めた新規貸し出しを大幅に絞った模様です。
 (⇒「中国の不動産販売が急減」

資金不足問題の報道を規制 (7月3日)

中国当局の宣伝部門が、中国国内のメディアに対して、
短期金利急騰を招いた「資金不足問題」を報道しないよう指示したことが明らかになりました。
(7月3日、香港紙・明報など)

また、中国銀行監督管理委員会は、理財商品(高利回りの金融商品)の情報を当局に登録するように
銀行に義務付ける通知を交付。
(2011~2012年に販売したものを含む。7月31日にまでに登録させる。対象は個人向け理財商品

中国の金融危機を招きかねないシャドーバンキング問題について
報道規制を敷くと同時に、実態把握にむけた動きを加速させています。

中国経済の動向(2013年6月)

理財商品の残高130兆円?(6月29日)

中国の銀行業監督管理委員会の主席は、6月29日、
理財商品の2013年3月末での残高を8兆2000億元(130兆円)発表しました。

ただし、この数字が実態を表すものとみなすことはできません。
なぜなら、中国当局は、理財商品の報告を義務付けておらず、実態把握できる体制をとってこなかったからです。

水増し統計問題

広東省中山市横欄町で工業生産を「4倍」に膨らませて報告していたことが発覚した。(6月17日)
中国国家統計局によれば、虚偽のデータ書き込みなどが多数発覚したとのこと。

中国の地方政府は、経済成長目標が達成が迫られるため、
同様の不正が各地で行われているのではないかと見られている。

このところ、輸出額の「水増し」が指摘され、当局の取り締まりが強化されて
5月の輸出額が1%増に「激減」するなど、
中国の経済統計の信頼を揺るがす事態が頻発している。

PMI(製造業指数)2カ月連続悪化

英金融機関HSBCが発表した6月の中国・製造業購買担当者景気指数(PMI)は
48.3と、5月の確報値49.2から0.9ポイント悪化した。

同指数は50が好不況の節目とするが、2か月連続で50を下回った。
(中国当局が発表する経済指数や数値などがあてにならないため、PIMを市場関係者は注視している。)
(調査実施は6月12~18日)

住宅価格の上昇続く

主要70都市の5月の住宅価格動向(中国国家統計局、6月17日発表)によると
65都市の新築住宅価格が前月に比べて上昇した。

中国への直接投資、1-5月、1%増へ急減

2013年1-5月の「世界から中国への直接投資」は、前年同期比で1%増にとどまった
(476億ドル。実行ベース。6月18日、中国商務省が発表。)

5月の世界の対中投資は、0.3%の微増。(4月は0.4%増)
(日本からの対中投資は▲12.2%。5月)

中国の人件費の上昇、世界経済の低迷などへの警戒感から対中国投資を抑える傾向が生まれている。

海外からの投資に大きく依存する中国経済
景気の失速リスクが一段と高まる可能性がある。

中国の輸出、わずか1%増

5月の輸出は1%増
4月までの5カ月連続2桁増から急ブレーキがかかった。

中国の輸出不振が鮮明となったわけだが
これまで輸出を装った投機資金を中国本土に持ち込む「水増し輸出」が指摘されてきたこともあり
中国の経済実態(実際には輸出が急減速している)がようやく明らかになったということができる。

中国 経済動向2013年5月

中国の5月の製造業景気指数(PMI)が好不況の判断の境目となる50を割り込み、景気の下振れリスクが顕在化し始めている。
この指標は英金融機関HSBCが発表したもので、調査対象に中小企業が多く、景気動向を敏感に反映する。
(50割れは7カ月ぶり)  ⇒「中国、製造業指数が悪化」

鉄鋼の在庫が増加し、鉄鋼大手は鋼材価格を引き下げており、
石炭の在庫は統計史上最大に膨れ上がっている。

また、輸出型の中小企業向けの貸出しが多い中国の準大手・中堅4行の不良債権は
1年間で30~90%も増加している。  ⇒「中国の銀行、不良債権が増大」

中国経済の回復力は弱いと見るべきだろう。

外貨建て融資に規制

中国の国家外貨管理局は、6月末から
外貨建て融資が多い銀行に対して、銀行が保有できる人民元額を減らす、という規制に乗り出す。

現在中国では、企業が銀行から外貨建て借り入れを行い、不動産などを購入す売る動きが強まっている。
返済時に人民元が上昇していれば、その分外貨建て買い入れの偏差額が減り、利益が大きくなるため。

この動きが人民元の上昇圧力をもたらしていると中国当局は判断しており、
新たな規制を敷くことにより、人民元高圧力を緩和させようとしている。

中国 経済動向(2013年4月)

中国の2013年1-3月期の経済成長率は前年同期比+7.7%に減速。
(2012年10-12月期は+7.9%)

年率換算では7%を下回る水準となっており、中国経済に足踏み感が出ている。

地方のインフラ投資は堅調で
鉄独建設など固定資産投資(農村部を除く)は、20.6%増。(1-3月期)
(ただし、地方政府の財政悪化懸念もささやかれ始めている)

企業の生産活動を正確に映し出すとされる「発電量」の伸びは2.9%増にとどまるなど
企業の生産、個人消費は力強さを欠き、先の見通しに明るい兆しは見えにくくなっている。



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