スペイン経済
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スペイン 経済
スペイン 経済状況
国名 | スペイン | 経済成長率 | -1.42%(実質、2012年) |
首都 | マドリード | インフレ率 | 2.22%(年平均、2012年) |
通貨 | ユーロ | 失業率 | 25.0% (2012年) |
スペインの経済成長率
スペインのインフレ率
スペインの財政
スペインの政府総債務残高のGDP比は84.1%。(2012年末)
*プライマリーバランスとは
「国債発行収入を除いた歳入」から「国債の利払い・償還費を除いた歳出」を差し引いたもの
スペインの経常収支
*経常収支 = 貿易収支 + サービス収支 + 所得収支 + 経常移転収支
スペイン経済の現状
スペインはユーロ参加国。ECBの政策金利は「レポレート」(レポ金利)。
ユーロ圏参加17カ国 | オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、 フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、 アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、 マルタ、オランダ、ポルトガル、 スロバキア、スロベニア、スペイン |
スペインの経済動向
スペインは2000年~2007年の間、3%を超える順調な経済成長を続けてきました。
しかし、2003年に不動産市場が20%も膨張する「不動産バブル」が現れ始め、
2007年に米国でサブプライム危機が発生するとスペインの住宅価格も暴落し、一気に危機的な状況に突入しました。
国民総生産(GDP)成長率は、2008年に+0.9%、2009年には▲3.8%と悪化し、
財政収支も▲9.9%という大幅な赤字に陥ります。
そして2009年末から発生したギリシャ危機が、欧州債務危機へと拡大する中で
不良債権を抱え込んだスペインの銀行危機が広がって行きます。
2012年5月には、スペインの金融機関の不良債権が9%に拡大し、大手銀行バンキアの一部国有化が決定。
6月、スペイン国債・10年物の利回りが7%に上昇(国債価格は下落)。
7月にユーロ圏による最大1000億ユーロのスペイン銀行部門への資金供与が決まりました。
この資金供与以降、ラホイ首相は、財政や労働市場改革を進め、金融市場は落ち着きを取り戻しますが
実体経済は悪化を続けます。
2012年の国民総生産(GDP)成長率は▲1.4%、2013年第一四半期は▲0.4%(前期比)であり、
失業率は2013年4月に26.8%と、毎月、上昇し続けています。
(若年層の失業率は50%を超えます。)
景気改善の兆しも見えず、銀行も融資を絞り込んでいる状況でマネーも収縮。
今後も厳しい状況が続くと見られています。
銀行の不良債権比率、高水準が続く(7月18日)
7月18日にスペイン中央銀行が発表した「民間銀行の不良債権比率」は11.2%。
昨年10、11月に次ぐ高水準であり、一向に改善の兆しが見えません。
国際通貨基金IMFは、「スペインの金融部門のリスクは依然高い」と警告しています。
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