スイス経済
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スイス経済
スイス経済の動向・指標
国名 | スイス連邦 | 経済成長率 | 0.98%(実質、2012年) |
首都 | ベルン | インフレ率 | -0.70%(年平均、2012年) |
通貨 | スイス・フラン | 失業率 | 2.90% (2012年) |
スイスの経済成長率
スイスのインフレ率
スイスの財政
スイスの政府総債務残高のGDP比は49.1%。(2012年末)
*プライマリーバランスとは
「国債発行収入を除いた歳入」から「国債の利払い・償還費を除いた歳出」を差し引いたもの
スイスの経常収支
*経常収支 = 貿易収支 + サービス収支 + 所得収支 + 経常移転収支
スイスの政策金利
スイスの中央銀行は「スイス国立銀行?」(SNB)。
スイス国立銀行?の政策金利は、スイスフラン建ての「3カ月物LIBOR」。
スイス 経済状況
デフレ基調と住宅高騰で、難しい経済状況に(2013年8月)
スイスの消費者物価指数(CPI)はマイナスすれすれの水準で推移し、デフレ基調に入りつつあります。
欧州危機でスイスフラン高が進み、
2011年秋にスイス国立銀行(中央銀行)は「1ユーロ=1.20スイスフラン」を上限に
「無制限のスイスフラン売り介入」を宣言し、実行してきましたが
10年前の「1ユーロ=1.40~1.50スイスフラン」という水準からみれば通貨高が続いており
輸入物価の下落⇒消費者物価下落、という状況にあります。
一方で、すでに2年近く続けられた金融緩和策によって「不動産価格が高騰」しており
「住宅バブル」の不安が出始めています。
UBSの「スイス不動産バブル指数」は、2012年7~9月に「バブル」1つ手前の「リスク」領域に上昇し
2013年1~3月も上昇を続けています。
「消費者物価の低下」と「住宅価格の高騰」という「逆向きの」「深刻なトレンド」発生により
スイスは経済・金融政策のかじ取りが難しい局面に入っています。
政府は、住宅ローンの規模に応じて「自己資本の上積み」を銀行に義務付ける(9月から)など
住宅バブル対策の手を打とうとしていますが、効果は限定的と見られています。
緩和継続⇒住宅バブルの膨張
緩和縮小⇒通貨高⇒物価下落、輸出減少
となり、中央銀行は当面「動くことができない」状況が続きそうです。
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