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英国債、格下げ

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英国債、格下げ (ムーディーズ)

(2013年2月23日)

米格付会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2013年2月22日、
英国の国債格付け最上級の「Aaa」から1段階引き下げ「Aa1」とした。

欧米の3大格付会社のうち、英国債を最上級から引き下げるのはムーディーズが初めて。

ムーディーズは、2012年2月に見通しを「ネガティブ」(弱含み)とし、格下げの検討に入っていた。

景気見通しがきびいことに加え、財政赤字の目標達成も難しいと判断した。

英国の債務残高は、国内総生産(GDP)比で2007年の43.7%から
2012年には88.7%まで膨れ上がっており、
ムーディーズは2016年には96%までまで上がると見ている。

英国の債務残高、GDP比 推移

ムーディーズによる主要国の格付けは以下。

  • Aaa …オーストラリア、カナダ、フィンランド、ニュージーランド、
        ノルウェー、シンガポール、スウェーデン、スイス (以上「安定的」)
        ドイツ、ルクセンブルク、オランダ (以上「格下げ見通し」)
        オーストラリア、米国 (以上「ネガティブ」)
  • Aa1 …香港、フランス、英国
  • Aa2 …クウェート、カタール、アラブ首長国連邦
  • Aa3 …チリ、日本、サウジアラビア、韓国、台湾、ベルギー

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イギリス経済

(2013年2月23日)




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