南アフリカ経済

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南アフリカの政府総債務残高のGDP比は42.8％。（2012年末）

　＊プライマリーバランスとは
　　「国債発行収入を除いた歳入」から「国債の利払い・償還費を除いた歳出」を差し引いたもの

＊経常収支 = 貿易収支 + サービス収支 + 所得収支 + 経常移転収支

南アフリカの2012年のGDP成長率は2.6％に留まった。
2012年8月に白金鉱山で大規模な労働争議が発生し、
その後、鉱山だけでなく多くの業種でストライキが頻発した。

金・白金などの主力輸出品目の商品相場が低迷しており、輸出不振、経済低迷の状況に陥っている。

ただし、2013年は、国内のインフラ開発や再生可能エネルギー分野への投資の拡大や
サブサハラアフリカ地域との貿易の拡大などにより3.0％へと回復する見通し。

2013年1-3月期の実質国内生産（GDP）は、0.9％増。
2012年10-12月期の2.1％増から大きく鈍化しています。

マイナス成長が続く欧州連合（EU）向けの輸出が減少し、
金属加工を含む製造業が低迷していることがその原因。
2013年4-6月期もプラチナ鉱山のストライキ長期化などの影響により減速の見通し。

一方、インフレ率は5.9％。（4月）
中央銀行の目標範囲は3～6％であり、その上限付近まで上昇しています。
南アフリカ経済はスタグフレーション状況に入りつつあり、
中央銀行のかじ取りは難しさを増しています。

経済危機/日本と世界