金融の基本(はじめに)
金融危機 経済破綻 世界・日本 > 金融入門 > はじめに
金融の基本(はじめに)
~金融を学ぶことの大切さについて~
「金融入門」のページにようこそいらっしゃいました!
現代に生きる私たちは、多くの場面で金融についてのある一定の「判断」をしています。
生命保険を選ぶときも、預金をするときも、住宅ローンを組むときも、
もちろん株式や投資信託に投資をしたりするときも・・・。
それだけではありません。
老後は大丈夫か?公的年金はどう?子育てにいくらかかる?家をいつ買えばいい?そもそも家を買うって得?
・・・などを考えるときも、金融の知識は不可欠になっています。
現代社会は、それだけ金融の意味するところ大きくなってしまっているわけです。
この10年、20年の歴史を振り返っても、
大きな経済変動のほとんどは、金融によってもたらされています。
1990年の日本のバブル崩壊もそうですし、サブプライム問題、リーマンショック、欧州債務危機も
金融がもたらした大変動です。
そして、その変動の規模は、年々大きくなっています。
リーマンショックによる「100年に一度」と言われた世界金融危機は
終息したわけでは決してなく
中央銀行の人類史上類例のない金融緩和によって、積み上げられた膨大な負債・不良債権が糊塗され、
かろうじて大破綻を発生させずにやり過ごしているというのが現実なのです。
そしてこの中央銀行の巨大なマネー供給は
近い将来のさらに大きな大破綻を準備するものであることを、
私たちはきちんと見ておく必要があります。
FRB(米国の中央銀行にあたる)の量的緩和(EQ)を接ぎ木する形で開始される
日銀の「異次元の金融緩和」によって
これから2~3年は株価は上昇し、円安も進むでしょう。
ただしその後に何が起るかは、あまりにもはっきりしているのです。
これまで日本人のほとんどの資産運用は、
貯金、生命保険、住宅ローンといった保守的なものでした。
そしてこれは、これまでは「正解」でした。
(貯金ではなく国債で運用していれば、もう少しだけ利息を稼げた、という点はありますが。)
しかし今後は、全てが逆転します。
「みんなと一緒」、ある意味「(資産運用などは)なにもしない」「安全第一」
という方法は
最もリスクが大きなことになります。
今始まりつつある金融・経済の大変動は
まじめに働き、貯蓄に励み、住宅ローンを組んで生活を形成してきた私たち庶民に
最も大きな刃を振りかざすものになるのです。
ですから、これから何の商売をやろうか?どの業種に就職しようか?今の仕事の将来はどうか?
資産運用をどのようにしようか?家計をどうしたら守れるか?などなど
私たちが未来を考え、家族や自分を守る上で
金融の未来を見通すことは、どうしても必要なこととなっているのです。
というわけで、「金融の基本」について
ビジネスで金融知識が必要な方にも、資産運用を考えている方にも、
家計を家族をどうやって守って行けばいいだろうと思案されている方にも
なるべくわかりやすい形で紹介して行ければと思っています。
金融の基礎知識を大切な所についてなんとなくでも持っていることは
変化への対応がそれだけ早く、適切になります。
必要ないと思われる部分は読み飛ばしてください。
何らかの形でお役立て頂ければ幸いです。
関連ページ
★金融入門top
・はじめに 現在のページ
・金融と私たちの暮らし
・金利について
・金利と住宅ローン
・金利と企業
・景気・物価・為替と金利
・日銀の金融政策と金利
・「債券価格」と金利
・実質金利(インフレ・デフレと金利水準)
・金融市場とは