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住友生命、保険料下げ

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住友生命、保険料下げ 

住友生命は、4月から主力商品の保険料を平均で約2%引き下げる

大手生保では横並び傾向が強かった価格設定において
競争が激化し、違いが際立ってきた。

4月以降に保険料が引き下げられるのは、死亡や医療・介護保障を組み込んだ終身保険で
年間20万件の新規加入がある住友生命の主力商品。

例えば、30歳男性が死亡保険金2000~5000万円の保険に新規加入した場合の保険料は、
従来よりも1.9%下げる。

また、利率変動型の積立保険も保険料率を下げる。

金融庁は4月から保険料の算定基準となる標準利率を引き下げるが
それに伴い、住友生命を含む多くの大手生保は予定利率(契約者に約束する運用利回り)を引き下げる。

本来なら、予定利率を下げれば、保険料を上げなければ採算が合わなくなるが
住友生命は、平均寿命が延びていることで手にする利益を削ることで
保険料引き下げの原資にする。

現在、大手生保の経営は厳しい状況が続いている。

少子高齢化で国内市場は縮小過程にあり、
低金利で運用環境は厳しく、
ネット専用生保が台頭する中で顧客の奪い合いは激しさを増している。

住友生命は、保険料の引き下げを消費者に訴えることでシェア拡大を目指していく戦略だ。

(2013年2月24日)




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