TB
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TB(短期国債) (金融用語)
TB(Treasury Bill)とは、「短期国債」のことを指し、
過去に大量発行された国債の償還・借り換えに対応するために1886年から発行されている。
長期国債の借り換えに際して、一時的にTB発行でつなぎ、
市場動向を見ながら長期国債の発行につなげて行くための「借換債」である。
国債は、60年償還ルールがあり、
10年物国債なら10年後に満期を迎えると同額の借換債が発行され、
これを繰り返すことで60年かけて償還する。
2009年2月に、TB(短期国債)は、
FB(政府短期証券、政府の一時的な資金不足に対応するために発行される債券)と統合され、
現在は、FTB(国庫短期証券)として売買されている。
発行期間は、2か月、3カ月物、6カ月物、1年物の4種類。
毎月、競争入札によって発行される。
日本銀行による引受は禁止されているが
金融機関から日銀がTBを買い取り、市場に資金を供給する公開市場操作を行っている。
FTBは、日銀の公開市場操作(オペレーション)にも使われており、
2010年10月からは、資産買い取り基金による国庫短期証券オペレーションが導入されている。
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