短期金利の低下
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加速する短期金利の低下
(2013年2月27日)
短期金融市場で金利の低下が加速している。
短期金融市場は、取引期間が1年以内の金融市場で、
金融機関、企業、政府などが手元資金を取引する「マネーマーケット」。
2月26日の市場で、国庫短期証券(TB)の3カ月物が0.05~0.06%程度で取引され、
1月初旬での0.09%程度から2月に入り急ピッチで下げ続けている。
レポ市場(現金担保付き債券貸借市場)でも節目の0.1%を下回る0.098%となった。
これは、日銀が「資産買い入れ基金」を通じて資金供給量を増やしていることが原因。
日銀は2月に、基金を通じて金融機関からTBを買い取り、資金を市場に供給する公開市場操作を実施。
計6回のオペで、計6兆円の資金を供給した。
(1月までの4.5兆円のペースから急拡大させている)
日銀はTB(国庫短期証券)の残高を
6月末までに19.5兆円に、年末までに24.5兆円に増やして行くことを決定しており、
これから6月までは月6兆円、7月以降は8兆円のペースでTB買い入れを進めることになる。
この日銀による大量資金供給により、マネーがあふれかえる状況にあるのだが
日銀はさらにマネー供給を続て行こうとしている。
(2013年2月27日)
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