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設備投資、1-3月は3.9%減

(2013年6月3日)

2013年1-3月の設備投資は、前年同月比3.9%減、11兆3928億円だった。
(金融機関を除く全産業、財務省・法人企業統計)

マイナス幅は、2012年10-12月の8.7%減から縮小したものの依然として投資減少が続いている。

製造業は8.3%減で、前期の9.6%減から若干縮小。

  • 輸送用機械 …8.6%増(新型自動車の対応、研究開発)
  • 化学    …9.6%増(医薬品の新工場設立など)
  • 電気機械  …31.0%(不採算事業の投資抑制)
  • 鉄鋼    …22.7%(需要の不透明から投資抑制)

非製造業は1.5%減で、前期の8.2%減から大幅に縮小した。

  • 物品賃貸業 …50.7%増(リース用機材取得など)
  • 卸売・小売業…12.4%増(新規出店の増加)

1-3月の売上高は、全産業で5.8%だったが
経常利益は6.0%増の14兆5278億円だった。

とくに輸送用機械の経常利益は、円安などにより34.0%の大幅増益となっている。

財務省は今後について
「輸出採算の改善や政府経済政策の効果などにより、設備投資が次第に回復に向かう」と見ている。

たしかに円安トレンドが続けば、輸出産業などは経常利益が増加するなどの効果があり、
金利低下も設備投資を後押しするだろう。

問題は、欧州、BRICs諸国(中国、インド、ロシア、ブラジル)などの景気低迷によって
世界経済が停滞局面に入っていること、
政府・日銀の金融・経済政策効果の継続性にある。

(2013年6月3日)


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