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銀行、投資信託の販売が増加へ

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銀行、投資信託の販売が増加へ 

(2013年2月)

銀行の投資信託販売が持ち直しを見せ始めた

これまで投資に比較的慎重だった銀行の顧客に、
リスクを取り、より高い高利回りを求める姿勢が強まっている

  • 三菱UFJファイナンシャルグループでは
    昨年10~12月期の投信販売額が前年同期に比べ2.3倍。(約7000億円)
  • 三井住友銀行では、同2.0倍
  • りそな銀行の1月の投信販売額は、前年の1月比で4.4倍

売れ筋商民を見ても、リスク許容度が増している傾向が見て取れる。

  • 三菱東京UFJ銀行では、新興国国債など高利回り債を対象とした投信が好調。
  • 新生銀行では、市場平均を上回る収益を目指す「アクティブ型」投信の伸びが
    株価指数と同じ値動きをする「インデックス型」よりも伸びている。

この傾向は、生命保険の商品選択にも現れており、
受取額が運用実績によって変わる「変額年金保険」が増加傾向に入った。

また、これから投資へと向かう待機資金も旺盛だ。

住信SBIネット銀行の「ハイブリッド預金」は、系列のSBI証券を通じてすぐに株式取引ができるが
この残高が直近3カ月で1000億円増加した。(残高総額は6000億円を突破している)

安倍政権が推進する金融緩和により「物価高・株高」が演出されているため
預金として眠らして目減りさせるより、株高で利益を得ようとする行動は、極めて合理的と言える。

ただし、リスク商品は「やめどき」を見極め、実際に即決する判断力が必要であり、
解約したときその現金をどこに動かすのか、という判断も同時に必要となる。

アベノミクスは、いわば意図的にバブルをつくりだし行くものであり
どこまでも一本調子で今の動きが続くわけではない。

個人個人に経済と金融を見る目が必要となってくる。

(2013年2月6日)


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