経済危機/日本と世界

第一生命、保険料見直し

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第一生命、保険料見直し 

第一生命は、4月から保険料を見直し
30代以下の新規加入者については主力保険商品の保険料を引き下げる。

4月以降に保険料が引き下げられるのは、死亡や医療保障を組み込んだ終身保険。

これは第一生命の主力商品で、20代、30代の新規加入者について保険料が引き下げられる。

下げ幅は、20代が5~6%、30代は3%程度となる。
(例えば、30歳男性が死亡保険金3000万円の保険に新規加入した場合の保険料は、月1万3500円程度。
 これまでに比べ3.5%安くなる。)

逆に、40代以上は保険料が高くなる場合が多いので注意が必要。

激化する保険サービス競争

住友生命保険も4月から保険料を引き下げる方針を決めており、
少子高齢化で国内の市場伸びが限られる中で、保険料引き下げによる競争が激化している。

金利低下で運用環境は厳しく、経済の先行きも中長期的には楽観的に見ることはできない。

普通に考えれば、契約者に約束する利回り(予定利率)を下げ、
保険料を上げなければならない状況下にある。

しかし、警備の強化などを背景に職場での保険勧誘が難しくなり、
ネット専業生保が急速に伸長してくる中で
大手生保は、若者取り込みのためにサービス拡充、保険料引き下げなどで違いを見せて行かなければならない。

第一生命は、若年層の保険料引き下げのほかに
死亡保険を請求の翌日に支払うサービスを開始するなど、顧客満足度の向上にも努めようとしている。

サービスの向上は歓迎すべきだが
保険料引き下げ競争が生保の安全性に問題が生じないか、注意深く見て行く必要がある。

(2013年2月24日)




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