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保険料は各社とも同じ? 

保険料の決まり方

私たちが支払う「保険料」がどのように決まるのか、見て行きましょう。

生命保険の保険料は、月払いを基準に決められますが、
その内訳は「純保険料」と「付加保険料」に分けられます。

保険料の決まり方

純保険料

純保険料は、「保険金」や「給付金」を支払う部分の保険料のことであり、
保険の「原価」に相当します。

算出方法は「予定死亡率」と「予定利率」に基づきます。

過去の統計から予測した年齢別・男女別の「予定死亡率」から、保険の種類ごとに保険料を出し、
そこから、集めた保険料の運用で得らる収益見込を割り引きます。
(この割引率が「予定利率」です)

運用収益が高く見込める状況であれば、予定利率は高くなり、
保険料はそれだけ安くなります。
(予定利率が低ければ、保険料は高くなります。)

ただし、運用方法については保険各社で大きな違いがあるわけではなく、
予定利率を左右するのは全般的な運用環境であり、
予定利率は会社によって大きな差はありません

付加保険料

付加保険料」は、保険料のうち、保険会社の「経費」「利益」などに相当する部分をいいます。

付加保険料は、保険各社の「予定事業費率」をもとに算出されます。

これは
 ・保険を募集するための「広告費」「人件費」
 ・契約の維持、管理、支払い等のための事務コスト、人件費
 ・保険会社の利益
などから予定事業費率を出し、純保険料にかけて算出します。

予定事業費率は、
 ・どのような媒体でどのような広告を打つのか、
 ・保険募集の営業員をどれだけ抱えるのか、
 ・保険契約の維持・管理などのシステムはどのようなものか、
などによって保険会社によって大きな違いが出ます。

特に「ネット専用保険会社」の場合は
「広告費」「人件費」「事務管理費」を徹底的に抑えることによって
低い予定事業費率⇒付加保険料の割合が低い⇒「保険料が非常に安い」
という新たな保険システムを構築しています。

ネット専用保険会社の保険料が安いのにはこうした理由があり、
従来型の保険会社との差別化に成功し、シェアを大きく伸ばしています。


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