生命保険の役割って?
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保険の役割ってなんでしょう?
保険とは、「個人ではカバーできないほど大きなリスクを、多くの人でシェアするもの」です。
人が一定以上の困難状態に陥ったとき
保険がその困難を緩和してくれます。
まず「公的な保険」や「社会保障制度」がカバーします。
公的な医療保険、介護保険、年金制度(遺族年金、障害年金)、雇用保険、労災保険などです。
民間の生命保険会社や損害保険会社の保険は、
公的保険や制度ではカバーできない部分を自己責任でカバーするもの、
ということになります。
たとえば、40歳の男性が、1年のうちに亡くなる確率は
統計的には0.1%です。
確率は1/1000。
これを高いと感じるか低いと感じるかは別にして
もし不幸にも、自分がその1/1000に当たってしまうとしたら
残された家族が生活して行く上で、公的な制度による支え(年金など)では不足すると考えるなら
民間の保険に入るわけです。
1000人で年間1万円ずつ出し合えば、
1人のために支払われる額は1,000万円が可能です。
(もちろん実際は、保険会社の運営経費などが引かれた上で計算されますが)
これが保険の基本です。
掛け捨ての「定期保険」が、生命保険などの民間保険の「基本の形」ということです。
999人にとっては掛け捨てとも言えるし、安心料とも言えるわけです。
この「掛け捨て型保険」から始まって
今では「貯蓄型」だったり「財産形成目的」だったり、「資産運用」の一つの手段だったりと
様々な保険タイプが生まれてきて、
選択肢が増えたともいえる一方で、何が自分に必要なのかわからなくなる原因ともなっています。
ですから、保険を考えるにあっては、
まず、ご自身の、そしてご家族の現状とリスクを
もう一度見直すことから始めることが必要になります。
お金が必要なことは山ほどあります。
住宅ローン、住宅購入のための貯金、子どもの塾や将来の学費、老後の備え・・・
保険はその中の一つです。
万一に備えて、どのようタイプの保険を、どれくらいかけるのか?
これは、加入している公的制度や、年齢、収入、家族構成などによって違いますので
私たちファイナンシャルプランナーは個々の事情に合わせたアドバイスをするわけですが
本当に多くの方が、ムダや見当違いの保険の掛け方をしておられます。
このサイトでは、ご自身で保険の見直し・賢い選択ができるよう
情報的供して行きたいと思っていますので
ぜひ、ご活用いただければと思います。