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主契約と特約

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主契約と特約 

「どのようなときに、いくら保険金が出ますか?」

こう聞かれて「えーっと」と考えてしまうことはよくありますよね。

なぜなら、1つの保険に複数の保障がついていて
複雑で「よくわからない」感じになっているからです。

保険は基本的に「主契約」と「特約」で成り立っています。

主契約は、その保険の本体部分の保障で、
特約は、主契約に上乗せして付けた保障部分で、任意でつける「オプション」なわけです。

つまり、主契約だけで保険契約をすることはできますが
特約のみを単独で契約することはできません。

ご自身の保険について「よくわからない」感じになっているのは
主契約のベース保障の上に、何重にも様々な特約が積み上がっていて
「保障内容が重複」していたり、
「主契約は終身」「特約は定期」など契約期間が入り組んでいたりするからです。

自分の保険についてキッチリ把握していないというのは、ちょっと問題です。

ムダな保障で保険料が高くなっていたり、
保険金が支給されるケースなのかどうかよくわからなくなったり、
更新のときに、いきなり保険料が大幅アップとなって「どういうこと?」と困惑したりなど
不必要な支出や受給権の放置につながるからです。

一つ一つを分解して確認しましょう

ご自身の保険について、保障内容を調べるときは
主契約、特約1つづつをチェックして行く必要があります。

では、死亡保障保険の例で見てみましょう。

主契約と特約            

上のような保険を「定期付終身保険」というのですが
多くの保険会社が主力商品としていますので、多くの方の保険がこういう形式になっています。

例えば、「終身保障」が主契約で保険金額は100万円、
「定期保険特約」の保険金は2,000万円、といったものになります。

この場合、営業職員が
「保証は一生涯続きます。」「保険金額は、合計で2,100万円です。」
という説明をした場合、
「2,100万円の保障が一生涯続くのだ」「これでこの保険料なら安いかも」
などと錯覚してしまうわけです。

でも、実際は、一生涯保証されるのは「主契約で終身の100万円」だけで、
2,000万円の定期部分や、成人病特約、入院特約などは「定期保険」で
決められた期間後に更新しなければならず、その際に「保険料が大幅アップ」してしまう
ということなのです。
(更新の時の年齢で、保険料が再計算されるので、保険料が上がるのです)

営業職員からすれば、たくさんの特約を付けてもらえば
それだけ成績や収入に直結しますから
「あれもつけましょう」「これもつけましょう」「そうすれば安心ですよ」と言うわけですが
特約が重複した「過剰保険のムダ」に陥っている場合もあります。

ですから、少し面倒と思っても
ご自身の保険について、1つ1つチェックすることはとても大切なのです。


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