インドの車市場が減速
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インドの車市場が減速
(2013年3月12日)
インドの自動車販売市場の減速が顕著になってきた。
2013年2月の新車販売は前年同期比で15%減。(29万5000台)
乗用車は17%減、商用車は11%減、小型車は27%減となっており、
3カ月連続での市場縮小ということになる。
原因は、景気の減速による需要減退に加え、
燃料高、高金利によいって自家用車を購入する世帯が初めて減少したこと。
販売不振を受けて生産調整に踏み切るメーカーが相次ぎ、
各社の採用意欲も後退している。
インドの雇用者数5100万人中、自動車関連の雇用者は1700万人を占める。
自動車販売の低迷が、部品産業に波及し、
雇用悪化⇒さらなる景気低迷、につながる可能性が出てきた。
外資の投資抑制も目立ち始めている。
米ゼネラル・モーターズ(GM)グジャラード州に予定していた生産能力増強を延期。
自動車産業の海外直接投資の受入額は、
2009~10年度の月平均1億ドル超 ⇒2011年度以降は8000万ドル前後、
と低迷している。
インド経済は緩やかに減速を始めている。
(2013年3月12日)
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